想い
「…だから買う」は個人が運用しているWebサイトです。
現在はどういう企業がどういうスポーツ(組織・チーム等)を応援しているかを一覧にして紹介しています。
続いて、文化や芸術(施設・イベント)分野にも幅を広げていきたいと考えています。
立ち上げの背景は、企業が多額の費用をかけてCSR(企業の社会的責任:corporate social responsibility)活動を行っているのに、それが十分に消費活動に結びついていないと感じたことがきっかけです。
これはもったいないことで、企業が社会に対して責任を果たそうとしている意思と、それぞれ消費者のより良い社会にしたいという気持ちが結びついたなら、企業はさらにCSRに対して積極的になるのではないか。
それは新しい資本主義のかたちになり得るのではないか。そのように考えたことです。
何年かに一度の投票よりももっと確実に、デモなどの政治活動参加よりももっと気楽に、日々の消費活動はよりよい社会に向かっての考える消費者の選択になるのではないか。
CSRという活動の性質がら、企業はそれほど積極的にはプロモーションできない。
ならば企業のCSR活動と生活者の消費活動とを結びつけるきっかけを作ることに挑戦してみよう。
以上のような想いで、立ち上げてみました。この活動はむしろ corporate social relationship という表現のほうがふさわしいかもしれません。
まず、スポーツを対象としたのは比較的わかりやすいからです。好き嫌いがわかりやすいことと、どの企業がどこのスポンサーになっているかをを調べやすいことです。
スポーツチームのスポンサーになることがCSRといえるかは議論のあるところかもしれませんが、主が広告目的であっても結果としてスポーツを支えているので、これもCSRだと考えています。
みなさんそれぞれが主体的に好きなスポーツやチームを、企業と一緒に応援してみてはいかがでしょうか。
ただ、CSRを活性化したいというのが目的なので、できれば
「○○が嫌いだから、△△社の商品を買わない」というボイコット形式に使うのではなく、
「◇◇が好きだから、◎◎社の商品を選択しよう」という前向きな意思決定に使っていただければと思います。
対象とするスポンサーの業界についても増やしていくつもりです。
一次的には以下の理由で現在の業界を選択しました。
①全国の消費者が企業を選択しやすい業界であること
②家計における一企業に対する消費額が比較的大きい業界であること
③ある程度大きな企業が業界にいくつか存在すること
メーカーと販売会社の関係や複数業界にまたがっている複合企業の取り扱い、さらにはスポンサーとしての重みの評価など課題はたくさんありますが、随時より良い方法を考えて改善いきます。
A社とB社とのどちらの商品を購入しようかと悩まれたときに、このサイトのことを思い出して参考にご活用いただければ幸いです。
みなさんそれぞれの選択の理由の一つに、「自分にとってより良いと思う社会的責任を果たしている企業」という要素が入るようになれば、企業はそれを無視できず、より多くの企業がより多くの消費者にとっての「自分にとってより良いと思う社会的責任」を果たすようになる。
そうやって、多くの、それぞれの人たちの「よりよい社会」実現のためのサイクルがぐるぐる回るようになることを目指して運営してまいります。